【専門看護師が指南】ナースマンは実務経験で専門資格を取って、スペシャリストを目指そう。

スキルアップ
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看護師が幅広く学ぶには、多くの部署での経験が必要です。しかし、それではスペシャリストにはなれません。なぜなら専門資格を取得するには、専門分野での実務経験が必要だからです。これから専門資格を取得して、スキルアップしたい男性看護師の方に、専門看護師歴16年の僕がアドバイスします。

大規模・中規模病院で、専門資格を取得するメリット・デメリット

メリットは、大型や中規模の総合病院には、診療科が多く各部門に専門医が在籍しています。専門資格取得の条件にある「専門医のいる病院での実務経験」は、クリアしやすくなります。また母学会となる医学会に、自分が所属する病院の医師が入っていなければ、受験資格がない認定資格もあるため、医師が多いほうが安心できます。

デメリットは、総合病院などの大型の施設では、多くの診療科があるため、看護師は部署異動があります。そのため専門資格の認定条件である、実務経験年数が足らなくなることがあります。

小規模専門病院やクリニックで、専門資格を取得するメリット・デメリット

移動が無いため、専門領域での実務経験年数がクリアできることが最大のメリットです。殆どの場合、専門の施設には、認定医、指導医が在籍しています「専門病院には専門の医師が必要」。もちろん、そこで働く看護師にも、専門性が求められるので、専門資格取得には有利な環境となります。

デメリットとして、大型の病院のように医師が多くないため、その分野の専門医が在籍していないことが理由で、他の看護認定資格に興味があっても、取得できないことがあります。

僕は、透析に関連がある、糖尿病やフットケア認定看護師の資格も取りたかったのですが、糖尿病の専門医がいないことで諦めました。

まず専門資格取得を目標として、現状を調べる。

専門資格を、取得するまでの大まかな手順です。

  • 正看護師の資格を取得「准看護師では受験資格がないことが多い」
  • まず取得したい専門看護師の学会に入会
  • 専門領域で3~5年の実務経験を積む。
  • 専門分野の学会に参加してポイントをとる。
  • 事例報告の提出「認定試験や更新時に必要」
  • 職場で、資格取得や学会、研修会参加費用を出してもらえるように交渉する。
  • 資格によって内容が違うところもありますが、上記のようなことが必要となります。
  • 結局の所、資格取得には専門分野での実務経験「現職場からの協力」が重要ということになります。それさえ揃えば、少し努力すれば何とかなります。

    腎臓病療養指導看護師の認定条件を参考にしてみてください。


    腎臓病療養指導看護師とは

    日本腎不全看護学会、日本透析医学会、日本腎臓学会、日本移植学会、日本泌尿器学会、日本腹膜透析医学会の6学会合同認定の資格である。2003年度に設立された。累計認定者数は1967人(2021年)。5年ごとの更新が必要である。

    腎臓病療養指導看護師は、2021年現在、日本全国に1071人しかいません。県内に何人いるでしょうか?「住んでいる都道府県の認定者数を調べてみて下さい」。

    専門資格を有すると、その希少性で、自分の権威性を上げるチャンスを作りやすくなります。

    専門資格を取得すると、薬品会社を通じて、県内の看護研究会に招待されるようになります。もちろん病院の経営者の耳にも入りますから、まんざらではないと思います。県内に数十名しかいない専門看護師が自分の病院に在籍しているのですから…

    スキルアップするには、専門分野で5年程度、集中して技術を身につけることで、専門資格を取得することができます。試験も難易度が高いものではありません。スキルアップの方法は、過去の記事をご覧ください。

    「専門の医療機関に所属して、仕事をしていればいいだけです」

    なぜ、簡単に思える資格取得なのに、専門資格を持つ看護師が少ないのでしょう。

    名のある病院には優秀な看護師がたくさん在籍しているはずなのに…

    結論は、大型の病院は、看護師は部署異動があるため、実務経験年数がクリアしにくいからです。しかも資格取得後も移動があれば、資格を更新することが難しくなります。

    もう一つは、日本人で読書をする人が10人に一人程度と言われるように、実際に専門資格取得のために、自己研鑽する看護師も僅かです。

    やる気にさえなれば、スタートするときから有利な条件が揃っています。

    色々なことに柔軟な対応ができる看護師を目標とすることも良いですが、どうしても知識や経験は、浅く広くになってしまいます。男性看護師の方は、専門の医療機関で、専門資格を取得してスペシャリストを目指すのも良いのではないでしょうか。

    男性看護師は、患者さんへの柔軟な対応、その場に適した環境調整や療養上の世話など、女性には遠く及びません。なぜなら看護師の業務内容の多くは、本来女性の仕事とされていたものだからです。

    僕は専門分野を選びました。理由は「興味がある分野で、自分が一番詳しくなりたかったからです」。

    とにかく男性看護師なら、仕事を続けながら、実務経験で取得できる、医療関係の資格はすべて取得しておきましょう「これほど安上がりな自己投資はありません」。しばらくして振り返ると、貴重な資格が、勝手に自分を助けてくれるようになります。

    まず自分の看護師としての実務経験や勤務している病院のことを調べて、取得できる資格があるかを確認しましょう。いずれにしても男性看護師が専門性に特化してスキルアップするには、一つの部署で働ける環境を作らなければなりません。

    専門資格を取得すれば、専門性を認められることになり、そこで必要とされるようになります。

    専門資格取得のメリット

    • 資格を取得すると資格更新が必要なので、学会発表、研究会参加などの課題をこなすことでスキルアップできる。
    • スペシャリストとして一つ一つ新しい課題をクリアする達成感がモチベーションに繋がる。
    • 自分に自信が持てるようになると、仕事や人間関係も上手くいくようになる。
    • 認められれば、職場で管理を任され、おのずと賃金も上がる。

    まとめ

    男性看護師なら、スペシャリストをめざして、その分野を深く掘り下げてみてはいかがでしょか?まずは専門資格を取得してみて下さい。自分の目標に主体的に取り組むと、仕事も、ただの労働ではなく楽しむことができるようになります。

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