原稿なしでスピーチやプレゼンができるとカッコいいですよね。挑戦したいけど本番で緊張して、頭の中が真っ白になってしまうと大変です。人前で話すには、ちょっとしたコツがあります。それは不安を味方にすることです。これを読んで、カッコよく口演して下さい。スキルが上がった実感が持てますよ。
スピーチで理解しておくこと
不安な時にはどんなに頑張っても、リラックスはできません。逆にリラックスすると、スピーチの出来が悪くなると言われています。
- リラックスしようとしてもできない。
- いつも通り話そうとしてもできない。
- 緊張しないようにしようとしてもできない。
- 自分は、あがり症だから上手く話せない。
それは当然なのです。克服しなければできるようになりません。どんな優秀な方も、最初から上手く話せたわけではありません。
ではどうするか、本題に入りましょう。
不安になっているのは、自分の体が、そのスピーチに集中し始めていることだと認識してください。
僕は、しっかり準備していても、1週間くらい前になると、不安になってきます。
その時に
心臓がドキドキすると、体の全てにエネルギーが送られて、ベストなパフォーマンスができるように自分の体が準備していると思って下さい。
仮面ライダーが、変身する前みたいなものです。
自分の不安とか緊張をパワーに変えているのがプロ。パニックになっているのが僕ら一般人です。
不安になってドキドキしてきたら、「体が自分に力を与えようとしているからだ」と本番前に言い聞かせることで、不安と自信が共存するような感覚になります。
不安は自分がやる気になっている証拠。この口演やスピーチで最高の自分を見せることができるように、自分が変わっている。不安は味方です。自信を持てば必ず上手くいく。[準備は整った]と自分に言い聞かせて下さい。
ここでおさらいとして、時間があれば、スピーチなり講演原稿なりを再確認。予行演習しておくと良いでしょう。
不安というものは解釈の仕方で、味方にも敵にもなるということです。
口演やスピーチを引き受けた時を思い出してください。私は「自分のプラスになるから」依頼されたら、そう思って全力を尽くします。
自分で、学会にエントリーしたならば、自分ができる限りの努力をして発表に望みます。結婚式のスピーチや葬儀の挨拶でも、気持ちを込めて考えたものを原稿なしで、伝えるように練習して本番に望みます。
一度上手くできたら、自信が持てます。何か一皮むけた感じがします。
不安のメリット
不安を否定しないほうがいいともいわれています。不安と誠実性がひっついている人は老化しにくいと言われまています。
不安だから、普段から物事をコツコツ取り組み、念入りに調べ準備すること。
このように不安を誠実に受け止め、行動できる人は老化しにくく、病気にもなりにくいと言われています。不安ストレスを誠実性でカバーするように調整しましょう。
実は、不安を感じやすい人ほど、知性が高いそうです。
失敗しないように心臓がドキドキして全身に血液を送って、体がパフォーマンスを上げてくれている。
不安のメリットを上手に使ってコントロールして下さい。本来のパフォーマンスが十分に引き出せます。
人前で話すときの心構え
最後に、上手く話すことにこだわらなくてもいいです。少々失敗しても言い直せば大丈夫です。忘れてしまったら、忘れてしまったと言えば大丈夫です。誰もそんなことは気にしていません。
インフルエンサーと言われる。プレゼンの達人でも、漢字を間違えて読んだりしています。そんなことはよくあることです。言いたいことが伝われば良いのです。
まとめ
僕も、学会の口演や結婚式のスピーチ、葬儀の挨拶など、人前で話す機会を経験してきました。
今でも緊張して不安いっぱいになります。
まず、よく考えて原稿を作ることが重要です。しかし不安だからと本番でそのまま読むのでは、心が通じません。原稿を上手に読むことに集中しすぎて、自分のパフォーマンスが引き出せなくなるからです。
あなたの最高のパフォーマンスを見せることができるステージですから…貴重です。
ぜひ、口演やプレゼンは、パソコンやポスターだけを見ながらやってみて下さい。 原稿を持たず、颯爽と発表できるようになると、また一歩先が見えてきます。

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